ルミ嬢の”愛”はどんな味がするのでしょうなァ……。
我輩、今から心が躍る心地がいたしますよ。
……おっと少々話過ぎたようだ、我輩はこれにて失礼。
ではルミ嬢、またお会いする日を楽しみにしております。
[うきうき話している間に看守に移動を急かされる。
どうやら少し長話をしすぎたようだ。
急かされるままルミに一礼をして歩き出す]
甘い花びら愛の味。
真っ赤な色もいずれは黒く、別れのビター。
ならば砂糖で固めましょう。
これでずーっと一緒だね。るるるるるん♪
[ルミの歌に合わせて上機嫌に歌を口ずさむ。
引き留められなければそのまま陰鬱な監獄に不釣り合いな歌声は遠ざかっていくだろう。*]