[この時、子はミスをする。機密文書溶解サービスに処分を依頼しようとした“子”としての感情と良心、その他の一片が記された或るものを入れた封筒も共に投函したのだが、仮に出回っても子や将とは何も関連付けにくいであろうと判断したためアッサの民間サービスに依頼した筈のもの。郵便事故か、何かの意図かひょんなことから子に、将にとっては一番届いてはならぬ相手に向かってしまうとはまだ知る由も無い。]