ー 白黒の遊戯>>16>>17>>18>>19>>20>>21 ー
[意図したとおり、青年は弱き雑兵を蹂躙し、裏に潜んだ伏兵が強者である 僧正を喰らう。
男は、この構図を興味深く見つめる。
彼の理論は非常に難解だが、その一方で根拠となる事象が存在する。この返答はその証左。男の意図を読み取ることもできる辺り、この『対話』を楽しむだけの理解力もある
根拠なく暴走する『子供』とはわけが違うというわけだ
通常の人間とは違う観点を持ち、そしてそれに対する理解力の速さや独自の理論を展開する能力]
勲章とは威光。威光とは威圧。
ひけらかしたいものは、単に衰えた自分自身に恐怖しているに過ぎない。愚か者は常に、自らが劣る事実から目をそらそうとする。
優れたるものを貶めて、理解できないものを劣るものと定義する。
…実に惜しいな
君が君の研究に飽きてしまう前に出会えたなら良かった
[そして駒は進み続ける。
互いの会話は、続く。]