星狩りの国-暁の街-

12 【突発】ヴァルハラ・ガレージ【R-18ランダ】


不眠不忘 ソウルキス

[ガラスの向こうでは人種も見た目も様々な人々と機械が行き交っている。
ガレージの片隅を陣取って仕入れたパーツを売る露天商も居れば、怪しげな品を売り歩くフードの商人も。
その人混みの中に重い荷物を背負ったみずぼらしい老婆の姿を見付けて席を立つ。]

 あ。少し待って……

[表へ出ていくと腰の曲がったその人を捕まえ、暫し話し込む。ヴァルハラで主に流通している硬貨を数枚手渡し、古びた包みを一つ受け取って、再び店内に戻ってくる。
カウンター席でそれを開くと、中身は書籍のようだった。

情報の殆どは電子の世界上でやり取りされる様になった今、紙の本の流通数は激減した。形を保ったまま今も生き残っている娯楽など、それこそ煙草程度のものだ。]

 幻想小説というやつか……今回は当たりかもね

[空になったグラスにおかわりを要求し、頁を静かに捲り始める。一度読めば事足りてしまう男にとって、永続的な所有権が保証されるデータの方が荷物になるのは確か。そして読み終えれば誰かに譲ってしまうのが常だった。

ついでに旗を横目で揺らしておこう。>>73 🚩₎₎ ]

(77) 2023/10/18(Wed) 20:11:14

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