>>72フェイちゃん
そー、この「スマホ」や「ICレコーダー」はずっと俺ちゃんのお供だったんだ。今の今まで忘れてたけどさー。
[男が手を話した充電器は、月明かり差し込むベンチの上でもじんわり熱く静かに明るく魔力が輝いてみえるでしょう。触れただけでも吸収できそうなほど溢れている証左でしょう。
そうして、貯まった翡翠の流動は、砂時計のように一定に、スマホやICレコーダーと呼ばれたそれらに少しずつ移動していくことが分かります。]
少し時間はかかりそうだけどー、そのうち、このカメラみたいに灯りが点って動くはずなんだー。
こっちには昔の音が、こっちには昔の絵が入ってると思う。
これであの怖い夢の正体が分かって…やっと解放されるんだ…!
[男は2年間近く自身を苛んだそれから逃れるため、今か今かとその時を待ちます。]*