[メトロポリスの者と至近距離で談笑をするなど、初めての行為だ。
殺し合いしかした事のない相手の人間らしい行動に、些か戸惑う。
屋台群を紹介してくれるらしい男に礼を述べながら、店主に『すまない』と小さく頭を下げた。
自慢のパンとスープを共に頂くのは、別の機会にさせていただこう。>>71]
『俺は、クレイ・D・カナリー
好きに呼んで、くれ
ああ、出身はヴァルハラだよ』
[フルネームで自己紹介されれば、こちらも同じように返す。>>72
そのまま"いい日"にしようと同じように笑って、しかし開いた扉の先を見やり、分かりやすく立ち止まった。]