[お供は小さなオカリナ、ハーモニカ。小さな切り株、店、森、広場、踊り場。お祭り、キャンプファイヤー、静かな湖畔。いい場所あればちょこんと腰掛け満ち足りた笑みで息を吹く。吹き込まれた息は音となり、母星の童歌、他星の調べに変わる。時に近くで誰かが踊り、時に誰かの拍手を貰いリクエストがあれば応えてみせた。他の奏者と目と目を交わし、息を合わせ演奏の入りが揃う瞬間に心底喜んだ。]