[なんて、大はしゃぎしていたっけ。お菓子が苦手な団員たちは困っていたかもしれない。さすがにそんなにたくさん作れないよ、と今ならわかるけど。あとで、木苺のお菓子がおやつに出てきたときは飛び上がるくらい嬉しかった。だいぶ昔のことだけど。あの冒険の記憶は心に焼きついて、色褪せることがない。今思い出すとちょっとはしゃぎすぎてて恥ずかしい。でも、あれから、春の季節が待ち遠しくなったんだ。]