─ドルチェ─
[素敵な人でした。女性らしい人でした。>>62 もちろん第一印象です。
花が綻ぶような笑顔や丁寧な言葉遣いに、うっかり誰かを思い浮かべて「似た人を知っている」と思ったせいかもしれません。
それから幾日後だったか、すぐのことだったか、注文用の端末の前で困っている姿を見かけたときは>>65、つい彼女を助けたくなりました。]
ここに… そう、触れると、
……ね、簡単に注文できると思いますよ
[教えたならば彼女は上手く注文できたでしょうか。困ったような言葉は、確かに耳に届きましたが、わたしは首を横に振ります]
アンドロイドやAIが助けてくれる世の中ですから。
大抵のことはなんとかなりますよ
[あ、もちろん地球での話です。ホワイト・マーブルでも同じような暮らしができるといいんですが。そうでないとわたしも困ってしまいそうです、と付け加えます。これは心の声じゃありません。口に出しました。]