星狩りの国-暁の街-

22 【完全RP村】機械人類は、蒼穹の空の夢を見るか


葬儀屋 ヌル

「ひとりぼっちで、さみしそうだったから」

そう言うと彼女は少し苦しそうな顔をして、それから屋敷の裏にある焼却炉の使い方を教えてくれた。
白い骨と灰になったそのコを、庭に埋めた。

数年前に祖母が亡くなったときは、薔薇の花壇に彼女を撒いた。それを望んでいたから。
亡くなったその日も、手入れをしていた真っ赤な薔薇たち。]

どうしたの、お腹すいた?
ごはんはもう少し待ってね。

[グリムが鼻を押し付けてくる。少し湿っている。]

わかった、わかったよ。
もう、しょうがないなあ。

さみしくはない。みんなここにいるから。
グリムがいるから。

ひとりでなければ、悲しくはないのだ]**

(83) 2024/06/18(Tue) 23:07:06

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