星狩りの国-暁の街-

26 ― 境界の先への手紙 ―


"トラッシュ" イオニス


「無事だと、いいんだけど…」


 "混沌"の航海は危険と隣り合わせだという事は
 冒険者時代に嫌というほどに知っている。
 

 私はこの世界で農園を営む老夫婦からの依頼された
 農作業用のメカのメンテナンスを行いながら
 発着場の方を眺めた。 
 

 当然、そんなことをやったとしても
 あの商人のシップなんて見える訳はないんだけど。
 けれどももう何週間も前から
 そうやって目を向けるようになってしまっていたんだ。
 

(83) 2024/09/20(Fri) 01:36:31

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