広場→学校
……、う。
[初めに話題を切り出したのは紛れもなく、私のはずなのに。
いざ、彼の口から伝えられると 云うよりもやっぱり、恥ずかしくて。でも、———それ以上にこみあげる情感が胸中を巣食っていく。
返される言葉から熱されていく頬を冷ますように空いている手を頬に宛がい。>>63
もう片方は、それでもしっかりと彼の指先に絡ませつつ きゅうに握り締め離さなかった。>>60]
も、もうすぐ着きますね。
一人で歩くよりも、短く感じたかもしれません。
[先に歩き出す彼へと小走りに追い付いてはその羞恥を紛らすかのように、言葉を並べていく。
繋がっているこの手のひらから、この脈打つ心臓の鼓音が伝わらなければいい。]