星狩りの国-暁の街-

22 【完全RP村】機械人類は、蒼穹の空の夢を見るか


石火硝煙 ヒート・H・フットマン

朝方・表通り

[無愛想に斬りかかられてもおかしくなかったのだが、彼女はそうはしなかった>>82
フットマンが声をかけると、彼女は返事をした。
穏やかなご挨拶。だけど、それにしては物騒な雰囲気だ。
フットマンは背を向けたまま、彼女の“挨拶”を聞きながら、記憶の隅に引っかかる声の主を頭の中で探していた。

──だから、たぶん話を半分も聞いていなかったのだろう。]


……リリオのとこの小娘じゃねぇか。


[挨拶が終わり、切先が向けられたところで、フットマンは振り返ってそう言った。
──否、わかっている。リリオがこんな喧嘩に首を突っ込んでくるわけがない。
彼女はもはや、屍に揺れる白百合の娘ではないのだ。

数秒前の彼女の“挨拶”を思い返す。聞いてたのかお前。
──そうだ、「荼毘葬送オクリビちゃん」と言ったか。…オクリビちゃん?
一瞬、引っかかったのかフットマンは時差でやや怪訝な顔をしたけれど、すぐに何事もなかったかのように引っ込めた。]
 

(85) 2024/06/22(Sat) 17:09:08

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