――回想 フローラとのお茶会――
[天気を詠むのに必要なのは記録と知識、そして少々の呪いだ。
難しいことをしているつもりはなく、
>>72そう見えているならば"ジジ"が上手に教えてくれていたのだろう。
フローラは幼馴染で花屋をしているから天気を詠むことを覚えてからは頼りにされている。
雨が降って欲しい時にはいつもより呪いに力を入れて逆に天気を乱して"ジジ"に怒られたことがあるのは良い思い出だった。
嵐の日も大体何日後と伝えてから一緒に花壇に行き強風で倒れにくくする呪術をかけたこともあった。
よくお願いしているハーブは呪いに使っている。
夏に蚊が寄ってきにくくなる呪術もハーブが無ければ使えない。
見方を変えればハーブの効能を強めているともとれるか。
薬師がいればまた効能も強いものになるらしい]