はい。僕はニンゲンサマが…
あなたが 心配でここまで来ました。
僕と同じように ガラクタとして捨てられるなんて
そんなことはとても "悲しい"ことです
[ありがとうと笑う彼女の顔に>>83、
ラピスははっきりイエスと、心配していたと答えました。
申し訳なさそうに眉根が下がる様子に、ラピスはまた、既視感をおぼえます。
それは、✕✕✕が自分の体調を崩しているときに良くしていた顔でした。
ごめんなさい、ありがとうと言葉ではいうのにその内面は痛々しそうで、自分が酷い悪者であるような顔をしていたのをなぜか、覚えていました。
自分は心配しないでと、無理をして。
人を遠ざけるような笑顔を✕✕✕はしていたのを、ラピスは、覚えていました。
彼女の笑顔が、ありがとうが、それとかぶったのです。
この幸せな遊園地の中で、罪悪感に苛まれ、楽しむことさえ自分に許せていないような、そんな顔に、見えてしまったのです]