ここにあった花……死んじゃったの?[自分の発した言葉が子どものようだったと気づいたのか、結月はハッとした表情を浮かべる。] ごめん。気にしないで。[気にしなくていいと伝えるように首を横に振った。明るい髪がふたつ、顔の横で揺れている。]