鳥が戻るには止まり木も、啄む餌も必要だろう。 風や魔物から身を守り隠れる場所も必要だし、 子を産み育てる安全なところだって。 太陽を明るくするには、ううむ。 燃料を燃やしたときの煙をもっと減らすとかか? 燃料でなく別の何かを代用できれば。或いは。[相棒の「未来」の欠片のように。積み上げる積木は果たしてどう見えたかどうか。自分で言っても夢物語のようであるとは思うが。もしそうならば。いいなとも。とりが。――鳥が戻ってくれば、いい。**]