>>84ウロボロス
[商売をするつもりはあるのだが、自発的に声を掛ける事もなくぼーっとしていた。
そうしていれば、制服姿の男に声を掛けられ、顔を上げる。]
…何だ?興味があるのか?
私が視るのは人が持つエネルギーだ。
それと、その人間を守護するモノ…それも視る。
[本当に稼ぐつもりがあるのか、そう言葉を返し。
その姿を見れば、人とは違う事に気付いただろう。]
そういうモノには興味がなさそうにも見えるが。
それに…視て貰う必要もないのではないか?
己の力で道を開けるモノには、私の能力は不要であろう。
[ふ、と笑みを浮かべる。
その瞳の奥に宿った耀きを見れば、人間ではないと気付いただろうか。]