[美味しそうなトーストの匂いが少年の鼻をくすぐった。>>59
それを受けて、小さく少年の腹が鳴る。
少年のお腹は、当然スープだけでは満たされていなかった。]
[いつの間にか帰ってきていた店員らしい少年は、パイを作っているらしい。隣の隣の少女は、パンケーキを注文していた。
それを見て、甘いものを食べたいな。でも、甘いものを食べるのは、ごはんを食べてからがいいな、と、少年は気がついた。]
すみません、オムライスを、ひとつ。卵は、とろとろじゃなくて、硬めのほうが嬉しいです。
それから、りんごのジュースをください。
[半熟卵のオムライスではなくて、薄焼きの卵でケチャップライスを包んだオムライスを想像して、老婆に注文を伝えた。
想像は、老婆に伝わっただろうか?]*