[強いと言われても、きっと理解できなかっただろう。 だってボクたち、とっても弱いんだから! そうこうしてる間にオサムクンが逃げようとする。 着いて来なと言われれば、 ボクたち、たった1体が駆け出そうとして──] っ……! う、ぅっ……![通信で約束したんだ。 ──自分の体を大事にするって。 使い捨ての駒にしないって……!! だから、だから、ボクたち動けなかった。 ”命”の軽い、量産機なのに……!!]