[そうしてレイルからの「おめでとう」>>47に、ハリコは口元を緩めてみせた。
ルミの無事(といえる負傷情況かはさておいて)は兎も角、己自身に関しては――まだ喜びの実感がわいてこない>>88。
けれども少なくとも、「大切な人」がいるレイルの喜びはその声から伝わってきた気がしたから。]
あなたも、おめでとう。ミスター・レイル。
アリシア――大切な人のもとに、これでちゃんと帰れるわ。
(あれからあの子、どうしてたのかしらって
思ってたけれど―――…
元気に待っててくれてるのかしら)
[そもそも何故レイルがこの監獄に送り込まれることになったか>>0:275>>0:277>>0:278も知らぬまま、ハリコは彼に祝辞を返していた。**]