>>86
(慌て出した様子を頬杖ついて眺めていたが、ふっと吹き出すようにやや笑って)
今しがた君の優しさに礼を述べたところだったと思うけれどなぁ。
いくつ離れているかはさておき、大丈夫。君に失礼なところなんてなかったよ。
……ああ、その制服は警備隊か。勤勉な証拠じゃないか、頭に雪が積もるのは。
冬場の着帽は許して欲しいもんだが、そういうわけにもいかないのか?
まぁ、たまの息抜きだ。好きなものを好きなように楽しんだらいい。君のカップに雪が積もって、可愛らしい模様が描かれていてもきっと誰も咎めやしないさ。
私も若い頃は……いや、今もそのようなものか。飯の種にもならないことを続けている道楽者だからな。