[知り合いについて、 見かけなかったと言えば笑みに苦さが混じった。 ──もしかして、大切な人なのかな? でも、初対面で踏み込みすぎるのも気が引けた。 それに話題は自然と風船のほうに移っていく。>>89 空が飛べるんだと得意気に妖精に頼んで空に浮かべば驚いた様子のイノリに楽し気な笑みを浮かべつつ] へへっ、カッコイイだろ? イノリも一緒に飛ぼうぜー![興奮で頬が染まるイノリに手を差し出して。>>90 握り返してくれれば一緒に空に浮かんでく]