[ハンカチを彼の手から受け取れば>>61、目元を拭う。
次第に感情の揺れは収まり、頬を伝うものも止まれば]
ごめんなさいね、マストちゃんのハンカチ、汚しちゃって。
おばあちゃまの、みっともないところを見せちゃった。
[綺麗だなんてフォローされれば、よしてちょうだいな、と小さく笑って。]
あ……ハンカチ、どうしましょう。洗って返す、いとまがないわね?
[おろおろ。
ふと、何かを思い出したか、ポーチから魔女のローブを連想させる黒色のハンカチを取り出して。]
おばあちゃまのハンカチ、と、交換しましょう?価値的に同じくらいかわからないけれど、汚しちゃったハンカチをそのままお返しするのは申し訳ないわ。
[魔女のハンカチは、薬草のような香りがほのかに香るシルクのハンカチ。彼は受け取るだろうか。]