[記憶のない彼を励ますように言った言葉は
どうやら思っていた以上に彼を元気にしてくれたようだった>>80
真摯に受け止めてくれた。
…だから、彼の言葉も、僕は受け止める。>>81>>82
少しコクリと頷いて…
……彼女とずっと向き合おうとしていた僕を肯定する言葉をくれた、彼の言の葉の軌跡を]
…ありがとう。ありがとう。
そうだ、僕は…ずっと彼女の心に触れていたかった。
彼女と向き合いたかった、彼女を支えたかった。
…話し合いたかったんだ。
……ありがとう、そういってくれて…。
…彼女と、向き合って、話をしようとしたことは…何も間違っていなかったんだな…。