[夏服のスカートをはためかせ、結月は人の少なくなる方へと走る。いつしかカメラが止まり、少女の姿はどんどん小さくなった。下り坂へ差し掛かったのだろう。足先から順番に、少女は頭の先まで沈んで、消えて、なくなった。]*