─アッサ防衛軍・某基地─[本日も大尉より届く舞台役者の行方の収穫無し。「そうか」と頷き下がらせようと口を開いた。が、先に大尉が声を掛ける。>>0:172>>0:173] 「閣下、どうかなさいましたか。」 ……何でも無い。[“次”を待ち望んだ人物からの報せ、懐かしきロサの案内人の手紙。近況に安堵した、奇跡が嬉しかった。旅先で奏でた音を思い出した。それぞれ2人との思い出が駆け巡る。将は、子は駆け巡る想いを整理出来ていなかった。]