[城の外に出れば、ちょうど>>63パレードの集団が目に入る。初めて見るパレードに心が躍る。]
まぁまぁまぁ……なんて賑やかなの。
[ふと、彼に手を引かれれば、彼の後に続くように小走りで。ブーツのせいで少しばかり走りにくかったけれど、そこはきっとパレードの集団が気を利かせて横断するまで待ってくれていたことだろう。
彼のエスコートの下、ゴンドラに乗り込めば]
あらまぁ、アトラクションを楽しみながらパレードを楽しめるのね。素敵だわ。
ありがとう、マストちゃん。
[対面に座る彼に微笑みながらお礼を言えば、パレードのほうに視線を向けて。時折見知った妖精やスタッフを見つければ、手を振ってみたりなんかして。
年甲斐もなく無防備ではしゃいでしまっている、対面の彼が何をしようとしていたかなんて気にも留めていなかった。]