ー回想:なんかでかい人とー
[俺様が忙しなく回診していると、おっちゃんはよく俺の後ろをついてきてた。>>91
なにぶん人的資源は常に足りない上、傭兵をよく思わない職員もいる中、人手は常に喉が出るほどほしい。
掃除なんてぶっちゃけやる暇もない。清掃用ボットなんざこっちまで回してもらえねえ
優先度の低いとこからどんどんだめになってく、腐ってく]
おっちゃん、そいつ丁寧にすり潰しといてくれよー
ゴキってやつは、潰したとこから卵出しやがる!
卵も死滅させといてくれ!!!
[そんな中、掃除の手が足りるのは、大変いいことだろう。
また、こうして穏やかな時が流れている間は、
多少なりとも周りの剣呑な雰囲気が、呆れのような安堵のようなものに変わってた気がした。]