─現在/お別れ会─
[腕を引っ張るナタリーに>>77顔を向けると、
手渡されたのは焼き菓子の包み。>>80>>81
毎回送られる側、
見送る側の想いの形に思えて好きな光景だ。
あとで小さな子たちが持ち帰りのお菓子を品定めする光景を想像すると微笑ましく思う。>>80]
あ、ありがとう。
[素直に包みを受け取り、嬉しそうに微笑む。
ミリアほどでは無いがアレウスも菓子や甘いものは好みだ。
木苺のタルトも受け取ると、
真っ先に連想したのは春の森の木苺狩り。
アレウスにとって森の木苺と庭の林檎は春と秋の思い出。]