―中央広場―
[どうやら、気づいてくれたらしい>>91先生に向けてもう一度手を振り、近づいて挨拶した。
先生がこの村に来たのは数年前だし、年上でもあるから
呼ぶときは”先生”という呼び方になる。あるいは名前をつけてその下に”先生”か。
直接教えを受けたわけでもないが、これは性分だろう。]
こんにちは、リトリコ先生。
[小首をかしげたのを見て、ちょっと話の入り方が急だったかな、と内省した。
なかなか気を遣うというのは、難しい部分もある。]
ものによる、そりゃそうですね…
いや、ほら…今年ももう祭り… 近いじゃないですか。
だから、ちょっと俺も作ってみようかなって。その、首飾り。
分野は違うけど、ちょっとばかり腕試しにもなりますしね。
[もし使う機会がなくても取っておけるかもしれない…とはさすがに言わなかったが。]