聖子、何か送れるんだってさ。
一緒に手紙書こっか。
[そう誘うと羊皮紙とペン、袋を受け取り近くのテーブルに向かい教えてもらった日本語でたどたどしく文字を綴っていく]
『はじめまして、らんでぃ・"ざ・うぉりあー"です。
こちらのせかいのさいきょーのせんしで、
聖子さんのおっとになります。
あんしんしてください、聖子さんはかならず幸せにしてみせます。
そちらのせかいではゆいのうきんというものがあるとききました。
こころばかりのものですがうけとってください。
では、おあいもできませんがいつまでもけんこうでいてください』
[漢字は難しいよな、覚えたばかりのひらがなで綴りその文字に上にこちらの文字で同じ内容を印すと聖子が戻る選択をしたとき備えて用意しておいた金塊とこちらの世界の貨幣を一枚ずつ袋に入れておいた。
結納"金"らしいので金である]