宴の後そして日常のはじまりの前
直ぐ側ってほどでもないが、そう遠くはない。
でもまぁ、行ったり来たりするのは面倒な距離だな。
[宿舎から自分の家の距離を尋ねられる。
困難な術を使わねば帰れない“旅人”に、
気分で帰らない選択をした話をするのはどうだろう。
まぁ、言ってしまったからしかたない。
自分の家は、ギルド本部とじーさんの家、
そして酒場等の
おおよそ中間地点に位置している。
家といっても、長く空けることが多いため、
大して荷物も置いていない。
じーさん家に泊まることも多いし。むしろ居候。]
だから、呼ばれてすぐに参上ってわけにはいかないが、
なにかあったら気軽に呼んでくれりゃいい。
[これでね、と、自分の指輪を指差した。]