― 春の図書館 ―
[窓から春の光が差し込む中、本を先輩…どちらかといえば背の低い自分よりなお背の低い先輩に見せるように差し出す。>>0:239
この人が先輩だとわかったのはどうしてだろうか。
おそらく、図書室の作業を勝手知ったる部屋として黙々と手早くこなしていたからだろう。
わたし以外の人、という回答>>0:240にはふーん、と思ったが、その次の言葉>>0:241には少し首を傾げた。
貸出手続きをしてくれるということは、彼女が図書委員なのはどうも間違いなさそうだ。
けど、本に詳しくない、と自称するほど本を読まないのだろうか。
何故図書委員になったんだろう?
少しだけ、疑問に思った。]