[深く掘り起こすこともないトラッシュとの与太話。>>83]
─── おっと、触らぬ神に祟りなしかい?
よく言われてる格言ではあるけれどね。
[実際、奴らは積極的に攻撃を仕掛けた時は苛烈なくせに、此方が隠れ潜んでいるうちは拠点の至近にいても特に何もせず去るということも多い。不死の存在がただ死ぬのを眺めているように。]
…そんな感情じみたものが奴らにあればよかったねぇ。
どこまでもアレは僕らを馬鹿にしたカタチをしているよ。
家族の仇だなんて奴らが言って来たら、
滑稽で僕は大笑いしてしまうね。
[ただ、諦念の身にも厭らしい、という感情はあるのだ。
トラッシュにとってはどうかは知らないけれど、
僕にとってはそれを確認しただけの話だ。]*