[>>101シュクルは既に飴を作る魔法が使えるのだから、今のように精霊に好意的に向き合っていけば自分よりも早い段階で見えるようになりそうな気がする。
一緒にお呪いができるようになればそれこそずっと一緒に過ごせるし、飴も作れるのだから人を笑顔にできるのはシュクルの方が得意になるかもしれない。
その様な未来の見通しが出来ているのだけれど――]
うん……おちつ……かないかな。
[膝枕をしてもらい柔らかな太腿に頭を沈めたが上を見上げるとシュクルの顔が見えなかった。
これまで不断の努力で視線を向けないようにしていたものに自然と視線が向いてしまう。
向けているとシュクルではなく肉付きの良い体型が目当てみたいにみられそうで意識しないようにしていたけれど、別の意味で幸せを感じはじめてしまっている自分に気づく。
しまりがない笑みを浮かべているがわりと天国かなという状況だった]