[ 事情を聞いて、傷を請われて。>>60 ナイフを握らされたオレの手は震えた。 敵と思えば楽しみすら感じられるのに、>>0:788 愛し子を傷つけようとするのは なんと恐ろしく耐えがたいことか。 それでも、オマエがオレに望むことなら、 応えたかったから。 震える手で、ほんの少し、 脇腹に僅かに血が滲む程度の傷をつけて、 その色を赤だと確かめ、震える息を吐いた。>>61 ]