―― 自由への出航 ――[ケンチクが出航を通信機で叫ぶ。>>45 そうして船は出航していく。>>#2 甲板から監獄島を見れば先程まで停泊していた場所さえ崩れ落ちていく。 間一髪の脱出劇、ほっと息を吐きつつ。 鼓膜を揺らす大音響と共に、島が崩れていく。>>#3 徐々に遠ざかる島を見つめながら――……] ソウルメイト、我輩は信じていますよ。 貴方はこの程度の爆発で死ぬほどやわではないと。 くふふ、”新月の星空もいいものです”[それは掃除屋にしか分からぬ暗号。 その意味は――……]