ゾッとする階層を回想する
[ここの奴らはまともじゃねえ。
男がそう思い知るに至ったのは、
囚人たちの様子だけを見てきたわけじゃないからだ。
これはあるときの刑務作業…
収監所内の清掃作業をさせられていたときのことだ。
あからさまに労働が嫌そうな囚人たちにまじり、
『は〜〜〜〜めんどくせぇ〜〜〜〜』という顔で
話を聞いていた男なのだが、何人かに混じって男が割り当てられた階層を聞いた途端、周りの奴らが一瞬ザワッ!として静かになったのを見て、流石におかしいと気づく
>>56]
……えーと、幽霊でも…出るんすか…???
[へら…っとぎこちなく笑ってみせたら、
無駄口を叩くな!!!とムチで叩かれた。
理、、理不尽……!と思いながら、
清掃作業に向かったとき…ひとりの看守に呼び止められた]