[ この国には確かに物資は少ない。
『何も無い星』と言っても過言ではないぐらいに。
各地の略奪にも限界がある。
軍を伴っての遠征はそれこそ物資が要るし、
近郊からは奪えるだけ奪っているから。
けれど、少しずつマシになりつつはあるんだ。
先王の努力の甲斐もあって、
城下町では家畜を育てられるようになり、
いくらか農業も行えている。
食料の自給ができるようになれば、
もう少し他の余裕も出てくるはずなんだ。
全てはオレたちの平穏と幸福のため。
オマエたちが忠誠を捧げてくれる限り、オレは愛で応えよう。 ]*