た、た、っ、助けて…!
助けて!ニンゲン様……!!!
ご主人様が、ご主人様が、あの機械たちに殺されて、
『お前も機械化の素晴らしさを教えてやる』って
連れて行かれて…!もう、死んでるのに…!!!!
アンドロイドたちが…!!!
ニンゲン様と戦い始めて…!!!
もう命令してくれる人もいない…!!!
僕は、僕はどうすれば…!!!
[影に隠れて、男のいるもとには直接いかず
近くの廃墟の中にようやく身を隠した少年型アンドロイド。
機械化人類は妙なことに、少年型アンドロイドのことを探しているらしい。あれをまっさきに壊せと悲鳴を上げている姿まである。
それを聞いて震え上がる少年型アンドロイド。
涙を拭い続け、どうしてここにいるのかの答えと、これからどうすればいいのかという問いを彼に投げる]