[ 観客からの投石を割けながら移動する
義手の個体を追うため飛び立ち、右腕を伸ばす。
上空から高出力レーザーを数発撃った。
目的は足止めだ。ゆえに狙いが甘い。
【アリア】との合流を阻むには至らなかった
……が、追跡することはできて、 ]
それはわたしの予備パーツだ。
返還を要求する。
[ 合流した数人の胴あたりへ左腕の指先を向け、
今度は実弾を連射しながら素早く薙ぐ。
実弾はあまり量を積載できないがゆえ、
各人に当たり得たのはほんの数発。
誰にも当たらなかったかもしれないが、
それは構わず一旦着地することにした。
もちろん、群衆の只中へ。 ]**