星狩りの国-暁の街-

33 【完全RP村】終のお宿と始まりの旭。


白薔薇 外浦部 翼

雪降る庭の

[膝を抱えて丸くなった「先輩」の顔は、暫くの間は俯いて隠されたまま。ただ冷たい空気を微かに震わす鼻をぐずる音が、涙の存在を暗に示すようでした。
 ここで白薔薇が「先輩」に文字通り手を伸ばしてその身に触れたなら、彼の叫びの所以も、抱えていた罪の意識も――謝りたかった訳も、白薔薇の樹霊は感じ取ることができたのでしょうか?>>88>>89
 こちらに心寄せぬ人間の思念と音楽の記憶をも、その人に触れられた時には読み取ることができたように。>>1:218

 ともあれ白薔薇は「先輩」の身に触れぬまま、彼自身の口から零れた「白薔薇」の語を耳にしました。
 そしてついに顔を上げたその人が零した「ツバサ」の名も――「ツバサ様」ではなく。>>90]

ああ、私はツバサ。
ツバサ様でも、外浦部翼でもなく、ツバサだ。

[この白薔薇の正体を誰から聞いたのかまでは、白薔薇は特に問いません。ただ「様」がつくあの御方ではないのだと認める形で、白薔薇はこう口にしていました。
(※一般視聴者がみんながみんな「ツバサ様」呼びする訳ではないようですが、それは置いておきましょう)]

(108) 2024/12/30(Mon) 18:45:33

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