ー 清掃業務中の廊下にて、ウキクサと ー[頭部のアームは清掃業務に従事するには不向きで、私は普段は内蔵されている補助用アームで廊下にモップをかけていました。とはいえ、この施設内は非常に清潔で私の清掃がどれだけ施設の役に立てているのかは分かりません。任意タスクとはそういうものかもしれない、そんなことを考えていたとき、声をかけられて私はそちらに視線を向けました。その姿を捉えたとき、数秒、思考が停止しました。エラーが出ていたのかもしれません。ヒトモドキの問いかけに、私は応えます。]