[機械化人類とマフィアたちが争いを始めたのは本当だ。
ただし、喧嘩を売ったのはマフィアの方だ。
機械化人類が、『機械』である彼に銃口を向けたのも、
当然、彼が司令塔だからだ。
そうでなければ撃つ必要なんて微塵もない。
むしろアンドロイドはすべての人類の機械化のために必要な資材となりえるのに。
『BloodSun』の人間が、戦闘にばかり夢中になって
『お宝』である自立型少年アンドロイドの
行動に意識を向けないのは?
そんなの当たり前だ、彼が一番腕が立つ殺し屋
なのを知っているし、周りの雑魚を蹴散らすのが
彼らの役割なのだから。(助太刀があったおかげで、
随分と掃除を楽そうにしているのに、
アンドロイドを追わないのがその何よりの証拠だろう)
…なぜ、わざわざそんな嘘をつくのかって?]