[外に出るまでに、どれだけの看守をアレッキーノ様が引き付けてくださり、レディ・ルミが愛を囁くかわからない。救助艇には看守達が既に警備についているだろう。他の囚人が脱獄しているなら、もう救助艇の数も少ないかもしれないのだから。だから、必ず出航までにお戻りください。人のいない道を手繰り背を向ける貴方に一言。] 大丈夫、貴方なら守れます。[それが餞の言葉にならないように、出てきたダクトへと戻る。早く出口に向かわないと、手が回らなくなってしまう。]