あっ、えええ?!
[ポーンと部屋の中、身体が宙に浮かんで、そのまま進行方向に飛んだ。
何これ!どういう事?!僕生身なんですけど!!
って言うか此処そもそも宇宙じゃないじゃん!ちゃんと重力あったじゃん!今まで!!
掴まる場所を見つけられないまま体制を崩し、天井に背中を軽くぶつけ、その反動で床に着地。
まあ着地と言うよりか、這いつくばるように無様にゆっくり落ちたのだが。
勢いよく地面を蹴らなかった事が幸いしてか、大した事故にはならずに済んだようだ。
……なんっっっか、身体、軽い!
地面に足が付く以上、無重力と言う訳では無いのだろう。
ええと、ええと、何となくではあるけれど、もしかして月と同じぐらい?そうであれば約6分の1の重力か。]
今なら重い米袋でも軽々持てるな……