[ダクトを通り、楽し気な声が聞こえる。この声は……>>60>>61>>62>>63。それが遠ざかっていくのを感じて、道程を変えず調理室の中を目指す。いくつかの十字路を曲がり、一層煤が酷い辺りまでくれば、調理場の真上、ボルトの緩んだ其処を蹴り飛ばす。中にはレディ・ルミの愛に溺れた看守>>8>>9が倒れていることだろう。運よく死ぬことが叶ったか、それともレディ・ルミにより手を下されたかそれは定かではないが。]