星狩りの国-暁の街-

33 【完全RP村】終のお宿と始まりの旭。


白薔薇 外浦部 翼


私は、兼平理音の白薔薇だった。
今は兼平昴の白薔薇と言うべきではあるが……。
理音の名の方が、先輩はよく知っているだろう。

[「どこの」白薔薇かという問いには正直に、今の持ち主である弟の名のほうも付け加えてはいました。>>91
 とはいえこの後も「先輩」が理音のことを「兼平」と呼ぶのが聞こえれば、彼にとってはあくまで理音が「兼平」なのだろう、と白薔薇は考えます。>>92
 その兼平理音の思いを――白薔薇が枯れた後の元の持ち主の想いを、白薔薇はここで初めてはっきりと知ることになりました。]

そうか。
あの子は本当に、私の死を、悲しんだ。
本当に、苦しい思いをしていたんだな。

[返す声こそ落ち着いた調子のままではありましたが、まだ自責が白薔薇にはありましたから、ここで理音について「悲しんでくれた」とは言いません。
 そしてそんな理音に対して「先輩」が働きかけてくれていたこと、その後の彼女の調子のこと。鬱憤晴らしの北海道旅行のこと。……多分行けないだろう、ということ。>>93
 ひとつひとつの話に、白薔薇は、まるで人間が行うように相槌を打っていました。]

(110) 2024/12/30(Mon) 18:50:07

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