[自分の心情を正直に語ると(そもそも心情を偽る機能はありませんが…)、目の前のニンゲンサマは、少年人形はのことをガラクタではないと…捨てられる予定はないと安心させてくれました。>>99]
…よかったです、暗くて寂しいところは怖いですから
[ほっと安堵のため息をついたとき、大きな花火の音がして、彼女が僅かに口を動かした言葉は完全に掻き消え、少年人形には届きませんでした。
…いえ、もしかしたら、聞こえなくてよかったのかもしれません。
だって…きこえていたら、きっと。その言葉を言ったという事実にショックを受けていたかもしれませんから。」